お茶とコーヒーの日記

ゆるゆるとお茶とコーヒーについて綴っています

コーヒーと緑茶の品質は価格に比例するんですよね〜

コーヒーだとグレードと価格がほぼ決まっていますね。国際的に商品取引所で取引されているので、価格と品質の体系が整理されています。


上等なものから順に、スペシャルティコーヒー →プレミアアム →コモディティ →ローグレードです。ローグレードはアラビカ種と安価なロブスタ種の混合もありますが、主にインスタントコーヒーや缶コーヒーに使われます。
私が以前によく飲んでいたのは、インスタントなので結局、最も品質に低いローグレード・コーヒーだったわけです。だから、そのうち嫌になってしまったのですね。


コーヒーの価格は先物取引所で大体決まってしまいます。米国NY商品取引所(NYBOT)はアラビカ種を、英国ロンドン国際金融先物取引所(LIFFE)はロブスタ種を扱っています。最も流通量の多いコモディティ・コーヒーの等級のCプライスが基準価格だそうです。それをベースに品質の違いでプレミアムやスペシャルティの価格が上乗せされますが、コモディティグレード価格を無視することもあります。取引所価格は1ポンド(約454g)当たりの米ドルです。歴史的には 90年代など50ドル台の安い時もありましたが、今は247ドルと随分と高くなっています。


紅茶の場合はリーフで7つの等級に分けれます。しかし、この等級は必ずしも品質ではなく茶葉の大きさや外観で区別しています。例えば、OP(オレンジ・ペコー)は細かい針状の長い葉で、葉肉は薄く、橙黄色の芯芽を含む、などです。
 
日本茶は等級表示がないので曖昧ですね。でも、一番茶、二番茶、三番茶や秋冬番茶と順番に価格が安くなっていきます。特に、一番茶に対して二番茶以降の価格の落ち方は激しいです


一番茶はだいたい100gあたりで1000円以上、ペットボトルに使われるのは当然価格の安い三番茶や秋冬番茶だったり、某国で生産した茶葉を日本で加工して国産茶とするなどの加工茶(これってズル?)だったりします。常識的に考えても、良い品質の茶葉を大量にペットボトルにして、大量にテレビ宣伝して、あの低価格でできる訳がありませんね
 
そういう世の中の理屈が分かってはいたものの、ちょっとお高い品質の良いお茶を何十年も飲んでこなかったので、本当の良さが分かりませんでした。
 
でも、教訓で分かったことは
コーヒーと緑茶の品質は価格に比例する
です。


昔は良いお茶は来客用とするのが一般的でしたが、核家族化してあまり儀礼的な来客も少なくなった時代です。
良いお茶は自分用とすることにしちゃいました(笑)。