違いがわかる大人になる?
こんにちは♪
ダバダ~ダバダ~というCMソングで「違いがわかる男のネスカフェ ゴールドブレンド」が流行ったのは1970年代の頃。
違いが分かるというのは、経験の積み重ねなのか、はたまた歳をとって味覚の感じ方に変化があったのかは分かりません。
ただ、筆者の場合は。
【若い時】 【現在】
・煮魚嫌い → 煮魚も好きに
・レバーが苦手 → 食べれるよー
・酢の物嫌い → 大丈夫
・インスタントコーヒー → 豆から挽くコーヒー
・どんな煎茶でも → 高い煎茶だけ
・抹茶?茶道しないし → 頻繁に抹茶
こんな感じです。
この中には、若い時に安物を買ってなんとなく習慣になっていたものの、特に美味しいとは思わなかったものも少なくないです。日本酒・コーヒー・煎茶がそれです。それがなぜ好きなものとして復活したかといえば、やはり価格が高めの商品で美味しさを再発見したからです。
日本酒の場合は、価格というよりも一級酒・二級酒という90年代以前の等級分けと現在の醸造・吟醸・大吟醸・純米・純米吟醸・純米大吟醸と製法と精米歩合で分けるやり方になって若い杜氏さんたちが頑張りだした2000年頃からとは大きく味が異なります。
お茶とコーヒーはやはり価格ですね。日本酒とは異なり農産物なので「品質は価格に非常に素直」で、安物はまずく高いものは旨く味があります。
特に、お茶は寿司屋や蕎麦屋などの食堂に行けば「タダ」でいくらでも飲めます。大衆食堂では大きなやかんに「ご自由にお茶をどうぞ」と置いてあります。でも、それって私から見れば「全くありがたくないお茶であって、置くならば美味しい水を置いてくれ」と言いたくなります。
コーヒーも今は廃れましたが、オフィスに無料のコーヒーがありました。でもこれもまずくてコーヒー嫌いになった人もいたみたいです。ましてや「やかんでご自由に」というコーヒーはありません。今はネスカフェアンバサダーが味も良くなりましたが。
紅茶はちょっと事情が違いますね。「やかんでご自由に」という紅茶も、オフィスの無料の紅茶も見たことがありません。なので、イメージが破壊されていない珍しい飲み物です。
このように、日本人にとってイメージが破壊されてしまったのがお茶とコーヒーたちです。「やかんでご自由に」「インスタントやペットボトル」が当たり前になって、とても文化が貧相になってしまった気がします。TVコマーシャルで、「おーい、緑茶」「京都の伝統、ドラ衛門」のような素敵なCMが流れますが、私はペットボトル茶のからくりも知ってるので、運転中に水代わりに飲むくらいで、普段から飲むことはありません。
それなので、お茶とコーヒーを再発見してしまった筆者は、安物には見向きもしていません。ですので、スーパーとかであるような100gで500円などの煎茶は決して買いません。お金の無駄です(あくまでも筆者個人の見解です)。高いお茶といってもそれで致命的に生活が出来なくなるわけではないので。
違いが分かることになる理由には
- 年齢で味覚が変わってきた
- 昔と比べて商品自体が良くなった
- 安物に幻滅していたものが、価格をあげたら魅力を再発見した
この3つがあるのではないかと思います。
私のお茶好きとコーヒー好きは最後のパターンですね。
皆さんはどうですか?